同時進行で仕事を進めるマルチタスクは非効率

同時進行で仕事を進めるマルチタスクは非効率

マルチタスクがカッコいいと言われる時代は終った!

マルチタスクはかっこ悪い

色んな仕事を同時に進める「マルチタスク」
ひと昔前なら、企画をいくつも同時に行う聖徳太子のようなスタイルがカッコイイとされ、
ビジネス書でもさんざん「マルチタスク」という言葉が出ていました。

そんな仕事の進め方が「きちんと質の高い仕事をこなす」という意味で良い影響を与えているのか
という部分には様々な疑問があり、結局マルチタスクは仕事を行う上では、あまり良くないというのが最近の見解になっています。

ちょっとコアな話(余談)だけれど、
「宇宙兄弟」という漫画に出てくる「ムッタ」という名前の主人公が、精神統一する為に行う技(?)で「コロコロムッタ」というのが出てきます。

ラジオを聴きながら、書きものをしたり、勉強したり、関係ない事を考えたり、、、

同時に色んな事を平行して行い、
「コロコロと今やっているタスクを変えていく」ことで、集中力を高めていけるそうです。

漫画としては良いシーンなのですが、
このような行動は、全て中途半端になってしまい結局全てのタスクをこなすのが余計時間がかかると言われています。
(ストレス解消には良いという話もありますが、これはまた別のお話。)

結局仕事をしっかり完遂できるのは、
シングルタスク(一つのタスクに向かってドンドン仕事を進める方法)です。

というのが今回の記事の内容です。
それでは、何故マルチタスクがダメなのかをご紹介します。

マルチタスクが良くない理由

歩きスマホをしていると、周りが見えずに人とぶつかったりして危険ですよね。
今日の晩御飯のレシピを悩みながら、スポーツの大会で優勝するのは難しいですよね。

つまり、そういうことなんです。

考える必要のある複数の事に100%集中することは不可能で、
結局全てが中途半端な結果になってしまいます。

また、頭の容量が100%使えていない状況でタスクを進めてしまうと、
「ミスに気づけない」「新しい発想が生まれにくい」という弊害までも起こしてしまいます。

最初から「マルチタスク、マルチタスク」と書いていますが、
どこからどこまでがマルチタスクと言えるのでしょうか。

何も考えずに行える事を複数やっていたとしても、それは「マルチタスク」とは言えません。
例えば、家から学校に行くまでの間に考え事をしていた場合は、
「歩く+考える」の2つを同時にしていることになりますよね。

考え事をしているうちに気付いたら学校や仕事場に着いていた。
なんて経験は誰しもあるのではないでしょうか。

この通り、無意識に行える内容ですと、特に問題はありません。
※歩く場合は、何かしらの事故が起こる場合もあるのであまりオススメしません。

つまり、マルチタスクが良くないというのは、
考えることが多いような事柄(悩むような事柄)に関しては、
ひとつの事に集中できないので良くない。

という意味になります。

マルチタスクを行えている人はどうやっているのか

マルチタスクが上手い人

それでは、
マルチタスクでもタスクが全て上手くいっている人はどのようにしているのでしょうか。

これには二通りあります。

・無意識でも行える程手慣れたタスクをしている
・タスクに向き合う時は、ひとつの事しか考えていない

この二つです。

もしくは、上手くいっているように見えて、実はそんなにスムーズに進んでいないか、
その人はそもそもプロジェクトに殆ど関わっていない可能性もあります。

それでは、それぞれの内容について説明します。

無意識でも行える程手慣れたタスクをしている

無意識でも行えるというのは、前述の通り、頭であまり考える必要がないくらい「体に染み付いた動作」をしている訳です。

これは、歩く•食べるなどの毎日行う内容だけでなく、経験則に基づいて作業的にこなす場合にも当てはまります。

例えば、新聞の折込を挟むような反復作業や何度も作ったことがある料理を作る時なんかがそうですね。

講演会などで人の前に立つような職業の人は、講演会などでいつも話している事を話したり、
いつも言われる質問に答えている時なんかも殆ど頭を使わないで、返すことができるんです。

ネット番組でスマホをいじりながらインタビューに応えているような人は、これに該当するでしょう。

これらの手慣れた動作を行なっている途中に、新しい企画の内容を考えたり、今後やるべき事を整理している人は、
2つのタスクを同時にこなしていることになります。

しかし、難しい内容になればなるほど片方がおざなりになってしまうので、片方のタスクがよっぽど慣れていない限りはマイナスです。
自分のスキルと見合わせてみれば、同時並行で出来ることは凄く限られてくるでしょう。

タスクに向き合う時はひとつの事しか考えていない

色んなタスクを同時並行しているように見えて、実はスケジュールをしっかり引いて、
上手く仕事を回している人がコレに当たります。

午前中はAタスク、午後はBタスクと分けているので、実質マルチタスクではなく「シングルタスク」になっています。

マルチタスクの良くない所は「頭の切り替えを頻繁に行うこと」にあります。

頭の中で複数の大きなタスクを切り分けて、同時に考えられる人はいないはずです。
頭の中では、全てに優先順位を付けて対応しています。

3人から同時に質問を投げかけられた時でも、口はひとつしかないので、返答出来るのはひとつだけになりますよね。
この時に、時と場合を考えて優先順位の高い順から回答している訳です。

頭の切り替えを行う時には、どういった事が行われているのでしょうか。

これはパソコンに例えてみると分かりやすいです。
タスクの切り替えを行う時、頭の中では、パソコンのオンオフと同じように、
その事柄の背景や考えるべき事を整理して、起動しなくてはなりません。

その頭の起動に時間がかかるのが正常です。
すぐに起動して動かそうとすると、必要なソフトやファイルを読み込んでいなかったりして、
パソコンの性能を全てを駆使できない訳です。
これでは、
見た目上は上手くいっていたとしてもクオリティはあまり見込めなくなってしまいますね。

マルチタスクを行わないようにする為の対処法

マルチタスクを行わない

最後に、まとめとして対処法についておさらいです。

前述の通り、マルチタスクではあなたの力を十分に発揮できない状態になります。
では、どのようにすればシングルタスクに出来るのでしょうか。

マルチタスクをシングルタスクにできる環境を作る

  1. 時間を作る
  2. 必要な時間を算出する
  3. スケジュールに落とし込む
  4. 集中する前にタスクを整理する

これだけを意識することで、マルチタスクを行う危機を回避することが出来ます。
逆に出来ていないと、色んな仕事を中途半端に行ってしまう人と思われているかもしれません。

仕事をする時は、なるべく集中力が分散する事を排除して、
環境作りから考えていきましょう!

あとがき

とは言っても、
集中力がなくなってくると余計なことを考えてしまうのが人間です。。

余計なことを考えないくらい集中している時こそ、自分の力を発揮している時間なので、
できるだけシングルタスクの時間を増やしていくことが大切に思います。

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